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カラーマーケティングとは?知っている人だけが得をします

私達の日常生活では、様々な色の商品が販売されていますが、その色が商品を買う消費者に与えている影響についてご存知だろうか?

実際に商品やサービスの色を変えただけで、売上がアップしたという事例もあります。

今回は、商品の色が消費者に与える影響、カラーマーケティングについて説明していきます。早速始めていきましょう。

 

 

(1) カラーマーケティングとは?

私達は、日常生活の中で様々な色を目にしますが、カラーマーケティングとは、その色の効果を利用して、効率的にビジネスを行い、最終的には、利益を上げることです。

 

一般的に、この色が与える影響は、低価格ではなく、高価格な商品を購入する際の行動に影響を大きく与えると言われております。例えば、自動車、机やソファーなどの家具。冷蔵庫などの家電製品。パソコンなど。

 

(2) 様々な色の与える影響、印象

続いて、それぞれの色が与える印象を説明していきます。

 

赤色: 攻撃的、情熱、活力を与える、相手の神経を興奮させる

 

青色: 相手に誠実な印象を与える、青色の壁の部屋だと集中力が上がる。

さわやか、清潔感、涼しい

 

緑色: 共感を得やすい、ナチュラルで自然の色、安心できる

 

黄色: 注意喚起、明るい印象

 

紫色: 優雅、魅力的、高級感

 

黒色: 高級感、ゴージャス

 

オレンジ色: 暖かい、自由、温厚、親しみやすい

 

ピンク色: 幸福、女性らしい、かわいい

 

(3) カラーマーケティングの使い方

 

赤色の場合:

アメリカの大統領は、国民の前でスピーチをする際は、情熱的で、相手を興奮させ、活力を与える様に赤色のネクタイを付けることが多いです。

 

・飲食店の看板も赤色が多く、食欲が湧くと言われています。また、赤色だと時間を長く感じ、短時間でお店を出ていくようになり、お客様の回転効率アップにつながります。

例としては、実際30分しかお店にいなかったのに、60分お店にいたように感じます。

 

・企業のホームページで、商品購入のボタンを赤色にすると、消費者に注目され、購入する確率がアップします。

 

青色の場合:

・時間を短く感じる効果があります。例えば、子供部屋の壁を青色にすると、実際60分勉強していても、30分にしか感じないので、勉強効率が上がります。

 

・青色には、涼しいというイメージがあり、夏場など暑くて眠れない際は、ベットのシーツなどを青色にすると眠りに入りやすいです。

 

・青色には、食欲を減らす効果があり、ダイエット中の方は食器の色を青にすると、ダイエットしやすいです。

 

・青色には、相手の怒りを抑え、誠実な印象を与える効果があります。ビジネスで問題が発生し、取引先などに謝罪に行く際は、青色のスーツを着ていくと、効果的となります。

 

ピンク色の場合:

・心を安らかにする。ピンク色の洋服などを着ていると、リラックスできると言われています。ピンク色の洋服を着るのが恥ずかしい場合は、身近な携帯ケースなどをピンク色にするのも効果的です。

 

オレンジ色の場合:

・親しみやすい印象があり、営業活動や、初対面の人と会う予定などがある場合は、どこかにオレンジ色を取り入れると、相手に親しみやすい印象を持たれ、会話が弾みます。

 

(4) カラーマーケティングの資格

 

資格名: 色彩検定

概要:

文部科学省後援の公的資格。1990年より開催され、今まで150万人以上が受験。

「色」は身の回りのあらゆる所に存在し、その色を見て、影響を受けています。

色について勉強すると、様々なところで役立つと言えるでしょう。色彩検定とは、色に関に関する幅広い知識や技能を問う検定試験です。

 

  1級 2級 3級 UC級
試験時間 1次: 80分
2次: 90分
70分 60分 60分
料金 15,000円 10,000円 7,000円 6,000円
合格率 45% 77.6% 76.3% 87.3%

 

※UC級とは?

2018年より開始。ユニバーサルデザインの試験です。

色が見えるしくみ、色覚の多様性、高齢者の色の見え方、配色における注意点などを問う試験です。

 

 

試験日:

夏季: 6/27 2級、3級、UC級

冬季 11/14 全ての級 (12/19は1級の2次試験)

※2021年の予定です。

 

試験出題形式: すべて選択式のマークシート。(1級の2次試験のみ記述試験)

 

申し込み方法: インターネット、郵送、特約書店 (一部の指定書店の申し込み)

 

勉強方法: テキストと過去問 (ホームページより注文可)

 

結果: 試験一か月後にホームページに記載

 

 

結論:

いかがでしたでしょうか?

色は、私達が思っている以上に様々な影響を消費者に与えます。これを機会に自分の会社の商品やサービス、お店などの色も一度検討してみましょう。きっと、売上が上がるはずです。