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マズローの欲求5段階説、本当は6段階だった?

私達にとって幸福とは何だろうか?

 

私達が幸福になるための人間の根本的欲求を1943年に示したのが、アメリカの心理学者アブラハム・マズローである。

 

彼は、人間が幸福になるための欲求を5段階のピラミッドで示した。

(正確に言うと、6段階ですので、後程説明します)

 

人間は、このピラミッドの下から、上に向かって進んでいきます。

 

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では、早速説明していきます。

 

 

もくじ:

(1) 欲求5段階の説明

(2) 使い方

 

 

(1) 欲求5段階の説明

 

① 生理的欲求とは?

声明の維持に必要な人間の根源的な欲求です。

例えば、食べ物を食べたい、水を飲みたい、眠りたいなどとなります。

 

② 安全の欲求とは?

健康を維持したい。生活を安定できるような収入を得て、経済的に安定したいという欲求です。

 

この①と②を合わせて、物質的欲求といいます。

また、この①と②に関しては、先進国である日本などに住んでいる方は、ほとんど満たされています。但し、戦争などが行われているような国に住んでいる方は満たされていないです。

 

③ 所属と愛の欲求 (社会的欲求)とは?

人間はどこかに所属していたいという欲求です。

例えば、友達のグループ、会社のグループ、地域のコミュニティなどです。

こういった場所に所属していれば、生きていけるということです。

但し、学校などで不登校の生徒はここが満たされていないです。また、社会人で会社などで人間関係のトラブルがあれば、ここが満たされていない状態となります。

 

④ 承認欲求とは?

他人から認められ、尊敬されたいという欲求です。

例えば、SNSで、他人からかわいいと思われたい。周囲からいいね!と言われて、自分を受け入れて欲しいなどが当てはまります。

 

自己実現とは?

自分の持つ能力や才能を発揮して、目標を達成したいという欲求です。

ここが満たされていないと、他人の目標や夢の成功への道の邪魔をしてします。

そんなことは無理、実現不可能と言って、、、。

 

③、④、⑤を合わせて、精神的欲求と言います。

 

正確に言うと、この5段階の上にもう一つあります。

 

それは、⑥自己超越です。

自己超越とは、慈善事業などをすることです。

よくギブアンドテイク(give and take)といいますが、この場合は、ギブアンドギブ(give and give)です。

とにかく他人のために、何かを提供し続けることです。

 

(2) マズローの欲求5段階  使い方

・会社での部下への指導

部下への指導として、⑤ 自己実現の手助けをしてあげます。

但し、すべての部下の自己実現を手助けするのは不可能なので、上司としては、③ 所属と愛の欲求 (社会的欲求)と④ 承認欲求を助けてあげることが重要です。会社内の仲間として部下を認め、部下の仕事の結果を認めてあげる(承認してあげる)ことです。

 

・ジムや英語教材の販売方法

ジムや英語教材の販売は、④ 承認欲求を求めているグループに営業していくと成功する確率が高くなります。このグループは、他人から、かわいい、かっこいいと思われたいグループなので、例えば、ジムで体を鍛えると、異性から褒められる。英語ができると、異性からかっこいいと思われる部分などを強調することです。

 

結論:

いかがでしたでしょうか?

今回は、マズローの欲求について説明させていただきました。

自分が今どの段階にいるのか? 一番上の段階でないのなら、どこが満たされていないか?一度考えてみましょう。