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【マーケティング学習者必見】5分で分かるマーケティング 1.0~4.0

大学の授業でマーケティングの学習を始めた、会社でマーケティング部門に配属されたため、マーケティングの学習を始めた方などいると思いますが、そもそもマーケティングの歴史はわかっていなくて困っていませんか?基本的な歴史が分かっているだけで、将来困る事がなくなります。ネットの発達でマーケティングは一昔前と大きく変わっています。

 

今回は、マーケティングの歴史1.0から4.0を5分で簡単にわかりやすく説明していきますので、ここで歴史を覚えてしまいましょう。これで職場において困ることはもうないです。では、早速始めていきます。

 

目次:

(1) マーケティング1.0とは?

(2) マーケティング2.0とは?

(3) マーケティング3.0とは?

(4) マーケティング4.0とは?

結論

 

マーケティングの考え方は時代に合わせて変化しており、現在ではマーケティング1.0~4.0まであります。この考え方は、マーケティングの世界的権威である、フィリップ・コトラーによって提唱されている考え方です。

 

(1) マーケティング1.0 とは?(1900年~1960年)

戦後世の中でまだ物が不足していた時代です。物が大量生産、大量販売され、供給されるものより、需要が多かったです。企業として、顧客のニーズを考える必要がなく、大量生産して、安く販売すれば売れる時でした。商品の価格で企業が消費者をコントロールしていました。代表例として、アメリカのフォード社の「T型フォード」があります。この車は、大量生産され、大量に販売され、大人気の車となりました。また、この時代に4P分析のフレームワークが生まれ、アメリカの企業では欠かせないものとなりました。

 

(2) マーケティング2.0とは?(1970年~1980年)

技術が発展して、買い手(消費者)がものを選べる時代となり、消費者中心となりました。誰でも商品を作れるようになり、市場には、似たような商品が溢れました。そのため、市場内で競争が激化し、消費者は、愛着がある、自分のニーズを満たしてくれる商品を購入するようになり、大量生産、大量販売(マーケティング1.0)の時代は終了しました。また、市場に似たような溢れ、企業として、どうすれば商品が売れるのか?顧客のニーズとは何か?を分析する事が始まった時代でもある。この時に、今の時代でも使われるSTPのフレームワークが誕生しています。

 

(3) マーケティング3.0とは?(1990年~2000年)

インターネットが普及して、企業がネットを使ったマーケティング活動を開始した時代。消費者は、解体商品について、ネット上で情報を得られるようになった。この時に消費者の行動などを表すAISASなどのフレームワークが誕生した。また、消費者が環境問題などを意識するようになり、CSR(ボランティア、環境保護活動)を行っている企業の商品が買われるようになっていった。

 

(4) マーケティング4.0とは?(2010年~2021年)

iPhoneSNSなどが誕生した時代。消費者は、自己実現のために、こういった商品を持ったり、サービスを利用し始め、ネット上で商品やサービスに対する自分の意見を発信するようになった。そういった変化から消費者は、他人の口コミを確認して、自分の考え方に会う企業の商品を購入するようになっていった。企業としては、消費者の自己実現、ニーズを満たすような商品を販売して、消費者に企業のファンになってもらう事を目指した。ファンになっていただいた消費者がSNSなどのネット上で商品をシェアして、宣伝してくれることにより、企業は更なる売上を目指すようになっていった。

 

結論:

マーケティングは、大量生産、大量販売の時代から、ネットの発達により、大きく活動内容が変わってきている。これからもiPhoneSNSなど、特にYouTubeなどのプラットフォームの大幅な拡大によりマーケティング活動は大きく変わっていくだろう。