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今さら聞けないPEST分析とは? マーケティング戦略で必須

マーケティング戦略を考える際に、マクロの視点で企業を外部から分析するフレームワークとして、PEST分析がある。

このフレームワークは、フィリップ・コトラーによって作られたものです。

 

彼は、調査をしないで、市場に進出するのは、目が見えないのに市場に参入することだと発言しています。

 

今回は、その重要なフレームワークであるPRST分析について説明していきます。

早速始めていきます。

 

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(1) PEST分析とは?

PEST分析は、下記の4つのグループに分かれ、その先頭の頭文字を使ってPESTを表しています。

 

① Politics (政治)

② Economy (経済)

③ Society (社会)

④ Technology (技術)

 

 

① Politics (政治)

自分の会社のビジネスに影響を与える法律の改正、規制の変化、税制の改革などを考えていきます。

当たり前ですが、法に触れる仕事やサービスはできないですし、法律の変更などは自社のマーケティング戦略に大きく影響します。規制と強化や緩和などで、今まで可能であったビジネスができなくなったり、新しくできるようになる場合もあります。

 

② Economy (経済)

自分の会社に影響を与える景気状況、株価、為替の変化、原材料の価格の変化などを考えていきます。

例えば、原材料の価格の高騰などは、企業の仕入れコストなどに影響してきます。

 

③ Society (社会)

自分の会社に影響を与える流行、ライフスタイルの変化、人口動態などを考えていきます。

例えば、出生率の低下による高齢化社会、女性の社会進出などです。

最近では、コロナによるライフスタイルの変化。テレワーク導入企業増加による、家の中で過ごす時間の増加や、外出時のマスク着用などが上げられます。

 

④ Technology (技術)

自分の会社に影響を与える生産技術や、新商品の開発技術などを考えていきます。

例えば、5G、自動運転、AIの発展などの新技術が注目されています。

一昔前だと、ガラケーを使用していた私達が、スマートフォンの発売で、携帯をスマートフォンに一斉に乗り換えたことなどがありました。

 

 

(2) PST分析 作業方法とは?

最初に何のためにこの分析をするのかを確認します。

例えば、既存の商品のためか、新しく発売する商品やサービスの為に行うのか?

 

また、この分析を全て丁寧に行うと、時間がかかるので、事前に3~5年の期間で仮説を立てて、検証するようにします。

 

実際に、将来何が変わりそうなのか?に焦点を置いて確認します。

 

変わりそうな点に注目することが重要であり、合わせてそれが一時的変更なのか?長期的な変更かを確認します。

 

上記の分析結果を踏まえて、将来のトレンドを予測し、自社のマーケティング戦略に反映させていくようにします。

 

 

結論:

いかがでしたでしょうか?

PEST分析では、企業を取り巻く外部環境を政治、経済、社会、技術の4つの点から分析するフレームワークです。

一度、自分の会社を取り巻く外部環境を実際に分析して、未来のトレンドを予測してみましょう。