SWOT分析って何?マーケティング戦略で必須の理解するべきフレームワーク
社会で働いていると、自分の会社の現在状況がどうなっているか不安ではないですか?
または、仕事で上司に自分の会社を分析するよう頼まれたけど、どうしたらいいのか?悩んでいませんか?
そういった時に使えるのが、今回説明するSWOT分析です。
SWOT分析は、マーケティング戦略や市場分析で使用するフレームワークで、自分の会社を取り巻く環境を内部と外部から分析します。
(1) 内部、外部要因とは?
内部要因とは:
自分の会社でコントロールできることです。
・自社のリソース (人、物、金、情報)
・自社の商品の価格や品質
・店舗がある会社なら、店舗の立地
外部要因とは:
自分の会社の力では、変えられない要因
・進出している市場の成長性
・競合の状況
・景気や経済状況
・政治的要因
外部要因を考える際に、
マクロ環境を調査する際は、PEST分析、5フォース分析などを使用する。
ミクロ環境などを分析する際は、3C分析を使用する。
(2) ①~④ 強み、弱み、機会、脅威とは?
① 強みとは:
自分の会社の目標を達成するのに強みとなる自分の会社内部の特徴
例えば、会社の技術力、商品やサービスの質やブランド力、会社の知名度
② 弱みとは:
自分の会社の目標を達成するのに問題となる自社内部の特徴
例えば、資金不足、人材不足、店舗がある会社であれば、店舗の立地の悪さ
③ 機会とは:
自分の会社にとって、良い (プラスとなる) 外部の環境的要因
例えば、自分の会社でコントロールできない市場の流行や政治的要因
④ 脅威とは:
自分の会社にとって、悪い (マイナスとなる) 外部の環境的要因
例えば、進出している市場の衰退、商品の需要の縮小
(3) 作業時の注意点とは?
・すべての分析を行うと、膨大な量と時間がかかるので、ある程度、事前に自分の会社を取り巻く環境について、仮説を立てて、検証していく。
・競合他社も同じような強みや弱みを持っている可能性があるので、分析する際は、なるべく競合他社と比べて、自分の会社の強みや弱みは何なのか?ということに焦点をおいて考えていく必要がある。
・様々な意見から分析を行うため、可能であれば、社内の全従業員で行うこと。
それによって、思いもしなかった発見がある場合もある。
(4) クロスSWOT分析とは?
SWOT分析の内容を少し発展させて、更に分析を行います。
① 積極化戦略とは:
自分の会社の強みで、機会を利用して利益を最大化すること。
② 改善戦略とは:
機会による利益を最大化するために、自分の会社の弱みとなっている部分を補強する。
③ 差別化戦略とは:
他社との差別化を意識して、自社の強みを使って、脅威からの影響を避けるようにする。
④ 防御・撤退戦略とは:
自分の会社の弱みを理解して、脅威から自分の会社を守るために撤退する。もしくは影響を最小限に留めようとする。
結論:
いかがでしたでしょうか?
マーケティング戦略や市場分析で自分の会社を取り巻く環境を考える際は、SWOT分析のフレームワークを使ってみましょう。
自分の会社の現状を理解することができます。