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マーケティング部門 VS 営業部門の対立!? 解決方法は?

企業で働いていると営業とマーケティング部門の人達が仕事のやり方について対立したり、議論している場面に遭遇したことはないでしょうか?実際に、自分もそういった場面に遭遇したことがあります。読者の方でも、企業で働いていれば結構な頻度でこういった場面に遭遇して頭を悩ませているかもしれません。

今回はこういった場面に遭遇した場合の解決策について説明させていただきます。

この記事を読めば、問題が起きた際に解決できるようになります。では、さっそく始めていきましょう。

 

もくじ:

(1) 営業とマーケティング部門の考え方の違い

(2) 対立が起きた際の解決策

 

(1) 営業とマーケティング部門の考え方の違い

前提として、営業もマーケティング部門の人達も会社の売上を上げたい、会社の業績を向上させたいという最終的なゴールは一致しています。それでも、社内で対立するのは、そもそも両社の考え方に違いがあるので、まずはその点を説明させていただきます。

 

営業部門の考え方:

・営業部門の方は、基本的に今目の前にいる顧客を対象としていること。また、今ある自分の会社の商品やその在庫を販売することを目的としている。

 

・どこの会社の営業員にも、月ごとの売上目標があり、なるべく短期的に売上を上げる事を目標としています。なぜなら、それが会社からの営業の評価につながるからです。

 

マーケティング部門:

マーケティング部門の究極の目的は、企業からの販売・営業活動をなくすことです。良い商品(Product)を適切な場所(Place)で,適切な価格(Price)で販売することです。そのため、企業から営業費用をかけて営業活動するよりは、消費者から自分の会社の商品・サービスを選んでもらうことが目標です。

そのため、マーケティング部門は今いる目の前の顧客ではなく、もっと大多数の市場を相手として、長期的な目線で物事を考えています。

例えば、ターゲットとなる市場を分析し、STPやマーケティングミックス(4P)を考え、消費者の問題を解決するような新商品を開発すれば、長期的な利益を得る事ができます。このような長期的な利益を顧客生涯価値(LTV)と言います。

 

(2) 解決策

・営業とマーケティング部門の定期的な情報共有、ゴールの共有

・お互いの業務内容理解

例えば、営業部門は短期的な視点で、今目の前にいる顧客を考える。対して、マーケティング部門は、長期的な視点で市場の将来を考えるなど。

マーケティング部門の人間が営業部門の活動に同行する。マーケティング部門の人間として、営業部門の仕事を理解し、実際の顧客の声を聞くことで、新商品開発などに活かすメリットがある。

 

結論:

営業部門は短期的、マーケティング部門は長期的な視点で市場を考えます。両部門な密接なコミュニケーションがこの問題を解くカギとなります。

更に深く両部門の細かい仕事内容について、理解したい方は、下記のリンクをクリックしてください。どこの会社でもよく起こる事ですが、両方の部門について詳しく理解している人は中々いないので、今のうちに理解し、問題が起きた際に先頭に立って問題を解決しましょう!

 

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